周りには波静かな錦江湾と雄大な桜島という世界に誇れる自然景観は見物。
噴煙を上げる南岳や大溶岩原、語り継がれる噴火の歴史など、島内でのみどころも満載なのも魅力。一周も約36kmと短く車で約1時間でまわることができます。
市街地から桜島までは、桜島フェリーで約15分。フェリーから眺める錦江湾や市街地は絶景ポイントの一つです。
24時間運航なので、夜の錦江湾や市街地の夜景もまた格別。ひと味違った桜島の姿を見る事ができ、ちょっとしたクルージングで非日常の気分を気軽に味わえます。
頭の大きさほどにもなる桜島大根や、世界一小さいとも言われる桜島みかんなど、味な名物も豊富。
もともとは島でしたが、大正3年の爆発により溶岩が流出し、大隅半島と陸続きになりました。現在でも活火山の島ですが、約6000人の人が、火山と共生して生活しています。
桜島は果樹栽培等に適した扇状地。みかんやびわ等の農業や、波静かな錦江湾を生かしたブリ・カンパチの養殖等の水産業も盛ん。
霧島神宮
欽明天皇の時代(6世紀)、慶胤(けいいん)なる僧侶に命じて高千穂峰と火常峰の間に社殿が造られたのが始まりと言われています。
実際の所は高千穂峰に対する山岳信仰から始まり、火山の麓にあるという立地のためたびたび炎上している。
天暦年間には性空により瀬多尾越(現在の高千穂河原・古宮址)に遷されるが噴火の巻き添えで炎上する。
文明16年、島津忠昌の命により兼慶が再建したのが、現在の霧島神宮である。
但し、建物はその後も幾度も炎上し、現在の霧島神宮は正徳5年、島津吉貴の奉納により再建した物である。
明治期の神仏分離令が発令されるまでは西御在所霧島権現と称し、本地堂は十一面観音。別当寺に華林寺を有する霧島山を中心とした修験僧による霧島六所権現信仰の中心的役割を果たしていた。
歴代島津氏の尊崇篤く、島津義久は、天正6年、耳川の戦いに臨む途中に参拝して鬮を引き、また九州北上にあたっても天正14年に日向国惣先達職の面高善哉坊、重臣山田有信、吉田清存を、それぞれ遣わして鬮を引き侵攻方面を決めるなど、重要事の決定に際したびたび神慮を仰いでいます。
また、社殿近くの神木の杉は樹齢約800年と推定されており、南九州の杉の祖先ともいわれています。
いおワールド かごしま水族館
県内の近海から与論島まで南北600kmにも連なる海で構成されている水族館。
展示も、ラッコとアマゾンの水槽以外は、すべて鹿児島県の海で構成されていて、広大でさまざまな海の表情が来場者を出迎える。
黒潮の海の大水槽には、世界で3ヶ所でしか飼育されていないジンベエザメに、カツオやマグロが泳ぎ、きらめくイカナゴの群が形を変えるようすはイワシの群の何倍も美しい。
「生きる」をテーマにしたこの水族館では、展示するジンベエザメを、5.5mを超える前に海に放流する方式をとっている。
実にまともな考え方だが、普通に考えればなかなかできないことだ。
錦江湾の海底から吹き出す火山性物質で生き、太陽ではなく地球を食べて生きる不思議な生物と言われているサツマハオリムシなど深海の映像でしか見られなかった異世界を目の当たりにできる。
千尋の滝
大川の滝は里にある滝としては一番大きく、88メートルの落差を豪快に流れ落ちます。
この辺りの地質は、堆積岩が熱変成してできたホルンフェルス(熱変成岩、接触変成岩)と呼ばれる岩石で成り立っています。
滝壺の前まで歩いて行くことができ、マイナスイオンたっぷりの清々しさを間近に感じることができ、滝壷の中にはボウズハゼ、ヨシノボリなど水様動物がたくさん棲んでいます。橋の近くでは、カワガラス、キセキレイ、カワセミなど、水辺の野鳥スポットとなっており、もしかしたら出会えるかも知れません。
近くには駐車場も広く、トイレには身障者用の設備もあります。海までは歩いて5分程、ビーチもなかなか魅力的です。
また近くの県道には「大川湧水」と呼ばれる湧水が湧き出しています千尋の滝は落差約60メートルの滝です。
滝の左側には250メートル×350メートルに達する、巨大な花崗岩の一枚岩があります。
展望所は標高270メートルにあり、滝の反対側では原集落と太平洋が一望できます。
ここから登るモッチョム岳には標高944メートルで、照葉樹林帯から杉樹林帯まで素晴しい自然が残されており、山道沿いでは万代杉などの大きな屋久杉も見られます。
ドルフィンポート
鹿児島のウォーターフロントにある「ドルフィンポート」は、2005年にオープンしました。
特産品の直売店や飲食店を中心に約20店舗が並ぶ、総木造2階建の複合商業施設です。
ドルフィンポート内にある足湯は名所となっており、眼科には雄大な桜島と波静かな錦江湾が広がった、すばらしい景観を楽しみながら気軽に足湯に浸かっていただけます。
鹿児島らしい景観の「南国気分」を堪能しながら絶好のロケーションで足湯につかって湯ったりと、身も心も癒してみては。
仙巌園(磯庭園)
島津家第19代光久が1658年に鶴丸城の別邸として造った庭園です。
園名の由来は園内には奇岩奇石が多く、中国龍虎山の仙巌に似ていることから「仙巌園」と名付けられたのがはじまりと言われています。
1848年に第27代斉興によって拡張され、現在のような形になりました。
建物は1884年に第29代忠義によって一部建て替えられ、今に至っています。
庭園は、後方に磯山をひかえ、前方に雄大な桜島と錦江湾をそれぞれ築山と池に見立てるという壮大なスケールの借景が美しく、天下の名園と言われており、国の名勝に指定されています。日本初のガス灯といわれる鶴灯籠、琉球国王から献上されたと伝えられる望嶽楼などまさに歴史の宝庫ともいえる庭園です。
昭和33年5月15日に国の名勝に指定されています。