日本最大規模の弥生時代の集落跡もあるなど、歴史深い佐賀。魅力の一部をご紹介します。
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あそぼーさが
記事:崔 わか奈 2012
吉野ヶ里遺跡は、推定延長2.5kmの壕に囲まれた日本最大級の規模の弥生時代の環壕集落跡です。
吉野ケ里歴史公園では広大な敷地を入口ゾーン、古代の森ゾーン、環壕集落ゾーン、古代の原ゾーンと4つのゾーンに区分けし、弥生時代を十二分に体験できる空間となっています。
九年庵
美しい紅葉で知られる国の名勝・九年庵は、元々は佐賀の大実業家、伊丹弥太郎(いたみやたろう)の別邸でした。
明治33年から、浄土真宗の僧・阿(ほとり)和尚の指導により、9年の歳月をかけて築かれたことからこの名前がつきました。
丸ぼうろ
佐賀を代表するお菓子。もともとは南蛮菓子で今から300年前の寛文年間(1661年~1672年)に、長崎在住のオランダ人から、小麦粉に琉球糖を合わせて練り、天火で焼く製法を習ったことがはじまりです。
大隈重信旧宅
早稲田大学の創設者、そして2度にわたり総理大臣をつとめた大隈重信の生家である武家屋敷が残ります。
天保年間に建てられた武家屋敷が残っている例は少なく、旧宅は国の史跡にも指定されています。
海中展望船「ジーラ」
呼子(よぶこ)の海をゆっくりと回遊するクジラの形をした海中展望船で海面下1.2mの船窓から気軽に海中遊覧が楽しめ、潮の流れに乗って自然のままに泳ぐ魚の姿は、迫力満点です。
有田陶器市
日本のゴールデンウィークを代表するお祭りである有田陶器市。全国のやきものファンが、静かな山あいのやきものの里・有田を目指し、町は大賑わいを見せます。ファンの間では「ブランド品は初日、安さで買うなら最終日」というのが陶器市の常識とか。
温泉湯どうふ
嬉野温泉の温泉水を使って調理した湯豆腐。グルメ漫画「美味しんぼ」にも登場し、全国的にも有名になりました。
肉や料理と一緒に鍋物でも、そのまま葱や鰹節を添えても美味しい逸品です。